「童子問」伊藤仁斎を読む

岩波の「童子問」が復刊されていたので、買ってみた。

論語は結構、あちこちの訳者のものを読んだけど、岩波の金谷さんのものが
一番しっくりきた。

その後、王陽明がやはりいいかとなんとなく思い、読んでみたもののさっぱりピンと来ず。
禅かよ!見たいな感じで。

で、伊藤仁斎の「童子問」は何となく本屋で手にとって見ると、古文調だけど読めなくもない。
そこで買ってみると、内面を強く言う儒学解釈と異なり、社会的な人間を言っているように思えた。

特に人は性善であると言う事。これは、無条件で人は善であると言う事ではなく、善になりうる可能性を持った
存在として生まれてくる。ただ、善の可能性を大きくするには、教育である。という点。

また、「道」=人々の理想的な関係や姿は、日常卑近に既にある。はるかかなたにあるではない。という点。
特に「道」を「大地」に比す当りは感銘した。
伊藤仁斎は宗教抜きで、「ここ」で人々の生き方を考えた思想家だと。

そう思いながら本屋に行くと、やはりそういう考えをきちんと説明している本があった。

有名な子安宣邦さんの著作。「急進的人間主義」が伊藤仁斎だそうだけど、本当にそうだと思う。
だらだらした日常を賞賛するおいぼれみたいな見方もあったみたいだけど、世間を本当に理解しないと急進的人間主義なんてなれないもんな。
青臭いとね。理屈で押し切ろうとして、鬱陶しいし。

というわけで伊藤仁斎。おすすめです。

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